SSブログ

放射性廃棄物(8000㏃/kg以下)を岩沼市で焼却しないように求める要望書 [原発ゼロ]

東京電力福島第一原子力発電所事故由来の放射性廃棄物(8000㏃/kg以下)県内一斉焼却に反対する件、岩沼市長への手紙というのを利用して、提出しました。

                           2017年7月4日

岩沼市長 菊地 啓夫 殿  
                         放射能から岩沼を守る会
                         代表 小川栄造       

東京電力福島第一原子力発電所事故由来の放射性廃棄物(8000㏃/kg以下)岩沼市で焼却しないように求める要望書

要望の趣旨
 東京電力福島第一原子力発電所事故由来の放射性廃棄物(8000㏃/kg以下)県内一斉焼却は、焼却以外の方法の模索や各地の反対運動等あり、断念ということになりました。今度は、「圏域で処理」することが提案されました。今までは、全市町村の合意が前提でしたが、今度は、各圏域の地方自治体で、焼却するかしないかを決断しなければなりません。

私たちは、岩沼市の環境や住民の健康を守るため、上記の放射性廃棄物の焼却に反対します。岩沼市におかれても、岩沼市東部環境センター「ぽぽか」にて、放射性廃棄物の焼却をしないよう要望します。

 要望の理由
焼却問題の原点は、東京電力福島第一原子力発電所事故由来の放射性廃棄物の問題であり、公害問題としてとらえることです。加害者は東京電力、国。被害者は、各自治体、各地の住民。今の状況は、被害者間でのやり取りに終始しています。原点に戻って、今後のこと考えることが必要だと思います。

 放射能は消えません。薄めて拡散させても、放射能は消えません。焼却しても、放射能は、各地の空、大地、水に拡散していくだけで。放射能は減らしたり、消したりは出来ないのです。核分裂反応を甘んじて受け止めるしか方法はありません。

 さらに、岩沼市東部環境センターでは、焼却灰の最終処分地が満杯で、民間の廃棄物処理業者に売ることになります。放射性廃棄物を焼却した焼却灰が、行方知れずに処理されることは、断じて許せません。

 放射性廃棄物8000㏃/kg以下は、一般ゴミとして処理して良いのでしょうか。8000㏃/kg以下のしばりで、岩沼の環境、岩沼の住民、岩沼の子どもたちの未来は守れますか? 今のところ、放射性廃棄物から住民の健康、環境を守る、国の法律は残念ながら、ありません。

 事故以前は、100㏃/kg以上なら、厳重に管理されました。安全を評価する限界が、現在では8000㏃/kgとはあまりにも大きいです。私たちの健康を守る国の法律がなければ、住民の命と安全を守るのは、地方自治体(地方議会)しかありません。

 事故由来の放射性廃棄物については、放射能が環境に拡散・漏洩しないように、施設に集約、安全に長期管理・保管する方法を探るべきかと思います。  以上

 
コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。