岩沼 海浜緑地 「生き残りの丘」 メモリアルパークになるか? [庭仕事]
岩沼市海岸部に岩沼海浜緑地を訪ねた。津波で壊滅的打撃を受けたところだ。海岸にごく近いのだが、あの津波でも「かぶらなった」丘がある。市の説明会では15mくらいの標高とは言っていたが、実際、行ってみるとそんなに高さはない。10mも無いくらいだ。
二の倉、藤曽根の面影は想像できない。県南浄化センターも回復までは何年もかかるとか。貞山堀にそって二の倉から藤曽根まで歩いた。貞山堀は、きれいに掃除されて、まるでなにごとも無かったように、悠々とながれていた。
左手小高いところ、津波から生き残ったところ 右手は瓦礫の山
海浜緑地の高台に登ってみた。海側にも松林が残り、また、西側の貞山堀のところにも黒松が残っている。高さは10mも無いとは思う。高さというよりも、両側の松林が緩衝材になったのではと思う。ここに登り助かった人もいるとか。まさに「生き残り」の丘だ。まだ回りには、分別された瓦礫の山が続く。
生き残りの丘から、貞山掘、岩沼市内を望む。この黒松は元気に生き残った。岩沼の復興計画の中には、瓦礫を積んで、「千年希望の丘」を作る計画もある。千年希望の丘もいいが、行き残った黒松を愛でながらのメモリアルパークも一案ではないか?
生き残りの丘の少し北側、松林の損壊箇所。無残、ずーと向こうに見えるのは海岸の松林
藤曽根の弘法大師堂もまったく影形もない。ここにあった松は震災の前、強風で倒れた。予感があったのかな? このあたりにあった? 以前あったとわかる人は良いが、初めて来た人にはただの原っぱにしか見えないだろう。一部、お寺の庭木が残る。
県南浄化センターまで歩き、藤曽根を見て、引き返す。対岸から生き残りの丘を見る。この丘が両側の松林に守られているのがよくわかる。
津波に生き残った黒松の生命力を感じる。やはり、白砂青松は古来からの宝物だ。
>kaya様
ツイットしておきます。
by みほ (2011-09-20 15:19)