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岩沼市議会への請願  放射能汚染廃棄物の県内いっせい方針の再考を求める [原発ゼロ]



 放射能汚染廃棄物の県内いっせい焼却方針の再考を求める請願書

 請願の要旨

  平成28年12月16日付で、 放射能から岩沼を守る会、新日本婦人の会岩沼支部と連名で、岩沼市長菊地啓夫殿あてに、東京電力福島第1原発事故による放射能汚染廃棄物の処理について、「放射能汚染廃棄物の県内いっせい焼却方針の再考を求めます(陳情)」を提出しました。安全性、住民説明会、最終処分場の3点をもとに、「焼却方針」の再考を求めるものです。

  年末の市町村会議では、「県内いっせい焼却」は棚あげ、見送りになりました。半年後に再協議する予定と聞いています。先の市町村会議で、菊地市長は「安全性には非常に不安がある。試験焼却で安全を確認してほしい」と、安全性を指摘されています。

  岩沼市議会においては、市民の不安に真摯に向き合い、市議会でこの問題を議論していただきたいと思います。そして、菊地啓夫市長に対して、「放射能汚染廃棄物の県内いっせい焼却方針の再考を求める」働きかけをしていただきますよう、請願するものであります。     

請願の理由

  私たちの放射能への基本的な対処は、「拡散させない」ことです。住民の被ばくを防ぎ、閉じ込めて適正に管理することが基本だと考えます。以下の直面する問題点を踏まえ、放射能廃棄物を全県、いっせいに、一般ゴミと混焼して焼却する県の方針については反対の立場です。
 1)99.9%除去できるというバグフィルターだが、安全性は大丈夫なのか?
2)住民説明会も開かず、県の方針に従うのはどうか?
3)市内の最終処分場が近く満杯になるので、焼却灰の処分の見通しはあるのか? 

 バグフィルターの除去については、いろんなデータもあり、焼却時に安全が確保されるのか?もっと科学的検討が必要である。

  「住民説明会」は、12月18日(日)に行ったということでした。(工場向けに19日)しかし、この説明会は、一部住民を集めて行ったもので、全市民には告知がなく、また、マスコミにも非公開で行われました。環境省、県の役人も出席しましたが、肝心の菊地市長は出席せず、副市長が出席したそうです。

  市としては、試験焼却に協力するというけれど、焼却灰の最終処分場が見つからないのに、試験焼却するというのは論理的に矛盾しています。灰の捨て場が見つからない限り、反対するのが筋ではないでしょうか。

  現在、一般ゴミ焼却の場合でも、岩沼市の「ぽぽか」の場合、ばいじん(飛灰)の放射性物質濃度が500~1000Bq/kgで推移しています。これに、放射能廃棄物を混焼すると、ばいじんの放射性物質濃度はさらに大きくなる恐れがあります。

  ほかの市町村では、堆肥にするとか、土壌や林地にそのまま埋めて還元する等、焼却以外の方法が検討されています。焼却以外の方法を検討し、関係住民の合意を尊重して進めていただきたいと思います。

 以上

 

 


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